宇都宮市の矯正歯科で保険診療が可能なケースとは?

顎変形症の治療で矯正治療も必要なケース

矯正歯科で行う矯正治療は基本的に審美目的で治療するため、保険適用になりません。しかし、保険が適用されるケースもあるのでご紹介します。

顎変形症を患っており、手術の前後で矯正治療を受けた場合は、保険診療となり健康保険を利用して治療が受けられます。また、これら保険適用される矯正歯科治療を行える医療機関は、受診する矯正歯科が、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。

先天性異常が認められる噛み合わせの悪さ

顎変形症のほかに矯正治療で保険が適用されるケースは、厚生労働大臣が定めた53種類の疾患で、例えば、唇顎口蓋裂や鎖骨頭蓋骨異形症などです。その他の53種類の疾患を知りたい方は、厚生労働省のホームページで確認できます。

このような疾患がある方の矯正治療は治療を目的としているため、保険の適用が可能です。保険が適用されれば3割負担で矯正治療が受けられるので、自分の状態が53種類の疾患に含まれていないか確認してみましょう。

永久歯萌出不全で矯正治療を受ける場合

永久歯萌出不全とは、6歳~12歳頃までに永久歯が生えそろうところ、中学生や高校生になっても永久歯が生えてこない症状のことです。永久歯萌出不全の場合、永久歯が歯茎の中に埋まって締まっていることがあり、手術で永久歯を引っ張り出して通常を同じ状態にします。しかし、引っ張り出したときに歯並びが悪かったら、矯正治療を用いて歯並びを整えるそうです。

永久歯萌出不全は永久歯が生え変わる年齢のときに発覚しやすいので、いつまで経っても永久歯が生えてこない場合は、歯科クリニックに相談しましょう。

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